レザージャケットと人生：ＤＯＧＨＯＵＳＥ　黒田　のﾌﾞﾛｸﾞです。：SSブログ

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レザージャケットと人生　[黒田のひとり言] [編集]

今回は独り言のような感じです。

DOGHOUSEを初めてもう20年近く経つと思います。
（黒田も老けたな～）

単純にレザージャケットが好きで　
もっといいレザージャケットを手に入れたいという
気持ちからスタートしたわけですが

製作や販売のスタイルを大きく変えないで
細々と随分長い間やってきたな～という感じです。

他のメーカーとかは、フットワーク良く時代の流行をうまく取り入れ
季節ごとに新商品をガンガン作って大量販売しているのを見ると
単純に「すげ～な～」と感心してしまいます。

と同時に自分の無能さも感じます。
どうしてこんなに細かいところが気になってしまうんだろう？

DOGHOUSEも毎年新商品を製作して販売した方がいいのに
取引先からも「拘り過ぎないでドンドン新しい製品を作った方がいいよ！」
「大量生産しないとだめだよ！」そうすれば一つくらいバカ当たりするからさ」
なんて厳しいアドバイスも頂きます。

でもなんか気になっちゃうんです。
お客さんの人生に残る製品を手に入れてもらいたいと

黒田の目指すのは永久の定番商品です。
黒田の生きた証として　いいものを作りたい

そして着ていただけるお客様には
お客様の人生のパートナーであり証となるものを渡したい。

そんなことを思って作っていたら
なかなかその年だけの新商品など作れないものですね？

もちろん毎年変わらないデザインを作り続けているとはいっても
毎年革は違うし付属品や仕様も変わってきています。
悪い点は些細なことでも改め改善しているので
まったく変化がないわけではないですが

黒田にとっては新しい製品が一番完成度の高い製品だと思っていますが
面白いことに、DOGHOUSEファンのお客様からは
「何年に製作したジャケットが一番いいよね」なんて良く言われます。

きっと、お客様が気に入った年のレザージャケットが一番いいんだと思います。
だって、DOGHOUSEでは毎年一生懸命製作しているのですから

そんな日常の会話もとても楽しくなっちゃいます。

でももっと低価格にして皆さんに着てもらいたいと最近は感じています。

原材料や工賃は高騰し原価が高くなっている今だからこそ

安かろう悪かろうではなく
安くても思い出の作れるレザージャケットを作りたいなぁ～
なんて最近考えています。

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