一生物

お客様からとても嬉しい依頼を頂きました
長年愛着して頂いていたレザージャケットの修理依頼です！

ご依頼の内容は
20年程前に購入したDOGHOUSEターンダウンジャケットの修理ご依頼です。
20年ほど前にDOGHOUSE店舗で購入したご友人から、
DOGHOUSEのお客様でもある今回のご依頼主様に
レザージャケットをお譲りになられたとのことで
今シーズンから着用したいのでリフレッシュしたいとのご依頼です。

最初のオーナー様はリアルバイカーでどんな天候の時も気にせず愛着してたとのことですが
残念ながら全くメンテナンスをせずに着用してたそうです。

状態を見ると革もかなりなダメージがあり一見しただけでも
全体にシミがあり所々色濃いシミもあり　カビも生えていたようです、

まずはクリーニングをして革を綺麗にし　革のコンディションを整え初期化します。
そして退色した革色も納品当時の色合いに近づけ染色します。
勿論、経年変化を踏まえた上で風合いは損ねない様に職人が時間をかけ丁寧に染色し直します

そして仕上がったのはこの状態です。まだ着色の馴染みは完全ではありませんが
この後　裏地交換とファスナー交換もあり　まだ時間がかかりそうなので
途中経過を皆さんにお披露目したいと思います。

before


after


before

after


before


after


今回の依頼を受ける上で正直この状態まできてしまうと
革のコンディションを初期状態に戻すのはかなり厳しいと思いますし
先の見えない作業なので　それなりにコストもかかります。
その点をお客様にお伝えしても
それでも、少しでも良い状態に戻して着用したいとの事なので
DOGHOUSEとしても完全修復を目標にベストを尽くしたいと思います。
価格も現状迄でもかなりオーバーしてしまっているのが本音ですが

以前にも修理の件で書いたこともありますが　
お客様も　革ジャン好きのとてもいい方ですし最低限のコストで作業したいと思います

そもそもここまで愛着して頂けるのは本当に黒田としても嬉しいので
オーバーした職人の手間賃等はむしろ黒田が負担してもかまいません。

そのくらい今回のご依頼は嬉しいご依頼です！

DOGHOUSEとしては一生物を提案するというコンセプトのもとスタートしましたので
一度世に出したレザージャケットが
人の手は変わっても残り続けるという事実が何よりも嬉しいのです。
なので今回のレザージャケットに関してはとことんサポートしていきたいと思います。



【注意】
某オークションサイトや個人売買からの購入の場合等
購入履歴の途絶えてしまったDOGHOUSE製品でもサポートしていきますので
手に入れられた方もお気軽にご相談下さい
購入履歴の途絶えてしまっている製品の場合は
正規販売ルートと同様な修理コストやその他サービスは致しませんが
正規販売ルート製品と同様の修理とサポートは致します。


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