今回のダークブラウンレザーについて

今回納品のテーラードジャケット革についてお話ししたいと思います。

今回のテーラードジャケットは前ブログでお話ししたように
着心地とスタイルに力を入れて製作したとお話ししましたが

それと負けないくらいに革の経年変化によってエイジングしていくことを目指して
タンニングと仕上げをしております。



この写真のレザージャケットは、1年前にお客様にご依頼いただいて製作した
ダウンタイプのレザージャケットです。
お客様が1シーズン着て頂いて目せに来ていただいたのでご紹介します。
このレザーのエイジング素敵だと思いませんか？
メチャクチャ渋いですよね。

ちなみに下の写真がお渡し当時の新品の状態です。
今まではダークブラウンというと濃いめの色に仕上げて製作していましたが
今回は若干薄い仕上げにしていますが、着用することによって
色が濃く変化しやすいようにしております。
その結果がこのダウンタイプのレザージャケットです。



DOGHOUSEは思い付きで製作する事はありません
関係者や仲のいいお客様達にご協力頂き1年以上の着用をえたのち　
結果の良い革の仕上げだけを採用しております。

今回はこのダウンジャケットと同様の革を使用しております。
ただ、革の厚みはテーラードの方がかなり厚い馬革をしている点が異なります。
黒田的には今回ご購入して下さったお客様が
また1年後エイジングしたジャケットを着て来てくれることを楽しみにしております。




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レザーダウンジャケット（レザーキルテイングジャケット）

だんだん暖かい日が多くなってきましたが
ずっと企画中のレザーダウンジャケットの進行具合を報告したいと思います。
正しくは（レザーキルティングジャケット）ですが

このキルテイングを使用したという点がなかなか量産につなげられない原因なのですが
詳しくは以前の記事を見て下さいね。
https://doghouse-kuroda.blog.ss-blog.jp/2019-03-04







ダークブラウンが今回のサンプルで、ＮＡＶＹが以前ご紹介したサンプルになります。

改良点は,よりいっそう着心地を重視しパターンを立体的に仕上げ
いっそう着易く作りました。
そしてＮＡＶＹに比べ30％程　中綿の量を増量しています。
全体のバランスも良く
ほぼ現在のを仕上がり状態で黒田的には満足いく仕上がりになったのですが

ここからが問題です。
あまりにも製作工程に手間がかかり　その結果通常のレザージャケットよりも
かなりのコストアップな高い販売金額になってしまうのです。
以上の理由から量産が出来ない状況なのですが。
（黒田的には通常レザージャケットより安く販売したいのです。）

いっそ
パターンは良く出来たのでダウンパックを使用した
ダウンジャケットを使ってとりあえず量産販売してもいいのではないか？
なんて思ってしまいます。
そもそもダウン素材が嫌で始めた企画なので本末転倒になってしまいますが
（レザーダウンジャケットがダメな理由は以前のブログをご覧ください。）
https://doghouse-kuroda.blog.ss-blog.jp/2019-03-04









完成度については、
ほぼ満足いく感じなので今後は小修整とお客様のインプレが欲しいです。
このジャケットに興味があり
ＤＯＧＨＯＵＳＥ製品が好きで「開発の生贄になってもいいよ！」という方がいましたら
サンプル扱いで格安に原価以下で製作いたしますので、是非、手を挙げて下さい。
ご協力よろしくお願致します。

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レザーダウンベスト

寒くなりましたね～
実は、レザージャケットはそんなに暖かくありません
そんな点を踏まえて暖かさに重きを置いて製作したのが
こちらのレザーダウンベスト

以前にもダウンウエアーはご紹介したのですが
今回は、カーフのベロアレザーを使用し　高級感をアップして製作しています。
前回の馬革製レザーダウンベストに比べ少し繊細な感じです。

でも、お洒落ポイントはかなりアップしているように感じます。







気軽に着れる暖かいレザーアイテムとして如何でしょうか？

下の写真は以前ご紹介したレザーダウンアイテムです。

こちらはレザーダウンジャケット！



こちらは色は同系色ですが馬革です。
よりハードさを求める方にはオススメな素材です。



レザーウエアーでも　暖かく冬を過ごしたい方にはオススメです！


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レザーダウンジャケット？

だんだんと暖かな日もまじり始めてきた今日この頃ですが
DOGHOUSE初の暖か仕様のレザージャケットが出来上がってきました。



「皆さんから遅せ~よ！」　との声が聞こえてきそうですが
その通り遅いんです。　DOGHOUSEの企画は遅いんです。
シーズンの問題どころか　　このレザージャケット、何年も前から企画されていたのです。
なかなか黒田の満足いくものが出来上がってこずお披露目することが出来ませんでした
常連さんの中には企画の段階から予約して頂き　「まだかまだか」と首を長くして
お待ちしていてくださいました。　ありがとうございます。　やっと完成が見えてきました



シルエットは、アウトドアー系ダウンジャケットに良くありがちなルーズで大きなシルエットではなく
タイトかつスマートナシルエットに仕上げておりますが
インナーを着こんでの着用でも着易くストレスのないパターンとなっております。


首元は寒いときでもキッチリ上まで閉まる仕様にしておりますがけしてキツイ程の
細さにしてはおりません。むしろ首元をインナーやマフラーで調節可能な余裕を持たせております。


袖口も中綿のボリュームによりゴムで締め付けることが出来なくなることを防ぐため
レザーのストラップで調整する仕様です。これによりよりフレキシブルな調整が可能となります。



そして、何故このレザージャケットを製作したかの理由です。
（革ジャン好きは冬でも革ジャンを着たいのです）ですが寒い
寒さを防ぐ為にインナーを着こんでみたり革ジャンの上にアウターを着てみたり皆さん工夫するのですが
本当はスエットかセーターの上に軽く羽織るだけで外に出たいのです。
それを可能にするなら巷にあるレザーダウンジャケットがありますが

レザージャケットを愛する人達は違うのです
たとえレザーダウンであってもシングルライダースを着るように
スマートにカッコ良く着たいのです。
アウトドアー的なユッタリ大きめスタイルではないのです。

そして時間が掛かった理由にも繋がるのですが
このレザージャケットの中身はダウンではありません
DOGHOUSEが独自にリクエストした化繊の綿です。

DOGHOUSEでは以前からダウンジャケットの修理依頼が多くありました
修理内容はダウン漏れによる潰れの回復や裏地の交換です
勿論修理はお受けできません他社製品というのもあるのですが　
物理的にもレザーダウンジャケットはちゃんとした修理は出来ないのです。
レザーダウンジャケットはダウンパックというビニールにダウンの入ったものを
レザ－に縫い付けることによって製作するのですがダウンパックにも針穴を開けることになるので
着用している間に破れ中のダウンが出て潰れてしまい十分なロフトを稼ぐことが出来なくなるのです。
そして修理もできません　
あと、ダウンを使用しなかった理由として
ダウンは軽い素材のアウターシェルがあってこそ効果的に保温できるのです。
（軽いシェルの中でグースボールがふくらみ空気を貯めることのできる素材だから暖かいのです。）

革という素材をシェルに使用すると革の重さで
せっかくのダウン（グースボール）のふくらみを潰してしまうのです。
そして革にはオイルが多く含まれていますからそのオイルによって
ダウンパックのビニールも傷んでしまいパンクする原因となります。
なのでダウンパックを使用するという事はイイこと無しなのです。

そこで考えたのがダウンパックに代わる素材です。
革の重さに耐え　ロフトが潰れず空気を貯めこむことができ
天然素材の革というたんぱく質の影響や革から出るオイルの影響もうけない素材

という事で化繊の綿が候補に挙がったのですがここからが大変でした
硬すぎる綿を入れても膨らまないし柔らかすぎてもダメ
綿を入れ過ぎると着心地がキツクなるし、少ないとペッタンコです。
何度も綿の素材を変えてたりパターンを変えたりして最終的に３層構造の綿を使用して
やっと満足いく製品が出来ました。
散々パタンナーや職人さんに苦労掛けて出来上がったのがこのジャケットです。
（常連のお客様にも大変ご協力いただきました。ありがとうございます）
勿論ストレスなく着れるのは当然　スタイリッシュでスマートなシルエットも健在です。
素材はもちろん馬革です。DOGHOUSEレザージャケットで使用しているものと同じ馬革を
このジャケット専用に作り　仕上げ直しました。

次の問題は今後の量産ですね！

気になる方や革ジャン好きの寒がりやさんは
是非黒田のウンチクを聞きに来てくださいね！



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