レザーオーダー

どうです！　カッコイイでしょう。

実は、コノジャケット訳アリなんです。



遠方にお住まいのお客様から頂いたオーダーなんですが

出戻ってきてしまいました。

「　革の質感　と　袖丈の長さのイメージが異なっている　」　ということです。

理由としては、　革が希望の質感と異なるという点と　袖の長さが1.5cm程長いという内容でした。

お客様の希望は、ＤＯＧＨＯＵＳＥテーラードジャケットをデザインベースに

柔らかく着やすい革　そして自分の体に合うＳＩＺＥフィッティングということです。


＜原因として＞
　　　ジャケットを作る前にお送りし確認して頂いた革サンプル（1.1ミリのキップ革です）と

　　　ジャケツトとして形になった時の革イメージの違いだと思います。　（同じ革で製作しています）

　
　　　袖の長さについては、馬革のサンプルをお見せしていたので、

　　　牛革では、革のしなやかさで、肩が落ちてしまい長くなったのでしょう。　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（馬革の方が革に張りがあります。）

ヤッパリ！　通販でのレザージャケットオーダーは、難しいな～と痛感いたしました。

ご来店いただけないお客様とは、今以上に綿密なコミニケーションが必要だと

深く反省いたしました。


もちろん　お客様には！

　「お客様が満足出来るように作り直しましょう。」　と　いうことで送り戻していただきました。

　通販のお客様方　気にせず　どんな事でもお話ください！

（お客さんが満足して着つづけて頂くことが、ＤＯＧＨＯＵＳＥの目標であり　存在価値なんです。）



そんな理由で出戻ってしまった　このレザージャケット 実はメチャクチャ作りがいいです。

革質はもちろん　縫製部分においてもかなりハイクォリティーな仕上がりです。

何よりも　「出来上がりのバランスがとても良い！」

ＤＯＧＨＯＵＳＥレザージャケットの定番である　コンビネーションタンニング馬革とは、

又一味違う　ストレスの無い　しなやかで、着心地抜群の出来です。

革は、しなやかなタンニングを施したキップ革を使い

ボタンは、柄あわせした水牛の角ボタン

チカラボタンには巻貝をサービスでお付けした絶品です。

（　なので、個人的に黒田の物にしちゃいます！）




と、決心した矢先

いつものように常連の　Ｉ　本　氏　がご来店です。　（常連さん達はご存知だと思いますけど）

このジャケットの顛末をお話し　「いいでしょう！　黒田が着ようと思ってるんです。」

と　ご報告するのと同時に

　Ｉ　本　氏　の　「俺が着る！」　のひと言

えっ　だって　Ｉ　本　さんテーラード　持ってるジャン

それも三着　（　馬革のＢＲＯＷＮ　と　馬革のＢＬＡＣＫ　と　牛革のＢＬＡＣＫ　）

「　でも、着やすくっていいよこれ！　それに俺に似合う！」と　Ｉ本氏

そのひと言を残して　ドナドナされてしまいました。




似合ってるからいいですけど　。　（ジャージに合わせる所が　Ｉ本氏　らしい～）

実は、黒田テーラード持っていません

（以前も　違うお客様に馬革ＢＲＯＷＮのテーラードを持って行かれてしまいました。）

黒田には、テーラード　縁が無いのかな～