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フルオーダーレザージャケット(パターンの製作) [フルオーダーの情報]

今日はDOGHOUSEで行っている
フルオーダーレザージャケット製作の流れから

重要なファクターの一つ
トアルチェックをご紹介しようと思います。

秋納品予定でフルオーダーの注文を頂いている
Kさんがちょうどトアルチェックの順番だったので

モデルになってもらいトアルチェックの流れをご紹介したいと思います。

KさんはDOGHOUSEとお付き合いが長く(18歳から現在31歳まで)
すでに既製品からフルオーダー含め10着近く製作しているので
こちらとしてもとても楽ちんなお客様です。
(DOGHOUSEではKさんのようなヘビーリピーターは一般的だったりします。(笑))

今回はベロア革を使用したシングルのライダースをご依頼です。
バイクに乗るお客様なのですが
今回は普段着としての製作です。

去年 他のお客様のオーダーしたベロアのシングルライダースを
DOGHOUSEで見て一目惚れして欲しくなってしまったそうです。

IMG_3857.JPG

DOGHOUSEではまずお客様のリクエストをお伺いしたあと
トアルというものを製作します。
これはお客様の希望を形にしたもので
デザイン、サイズ共に出来上がりと同じものを伸びのないスレキ生地で製作したものになります。

IMG_4869.JPG

今回はこんな感じです。
KさんはDOGHOUSEで何度も製作しているので、1発でほぼピッタリの出来上がりです。
しかし今回のコンセプトは普段着で 見た目重視と言う事ですので
着用時の可動域を狭くしてよりスタイリッシュな見た目を追求していきます。
バイクに乗るなどのコンセプトの違いで同じスタイルの物でも動きやすく製作したりします。

FullSizeRender (10).jpg

動きやすさを抑制しないようにつけているアクションプリーツも今回は無くします。
こちらも違いが分かるようにトアルの段階ではアクションプリーツ付きですが
ピンで止めて着心地の違いを確かめます。


FullSizeRender (11).jpg

着丈についても今回は見た目重視の普段着です。

シャツを出して着用したいと言うリクエストだったので
今回は若干長めにしています
とは言っても、
1㎝伸ばしたり5㎜短くしてみたりと見た目と着心地を吟味して
お客様と決定いたしました!


お客様と一緒に製作した このトアルのデーターをもとに
使用する革の厚さや硬さ、材料とのバランス等を考慮しつつ
パタンナーがパターンを製作いたします。

DOGHOUSEのフルオーダーではお客様とのコミュニケーションが大切であり
お客様のコンセプトとのマッチングが最重要課題であり

胸囲や着丈何センチなんて 何箇所も計るようなことはしません
理由は意味がないからです。

「言い切っちゃいます!」

というか?
採寸だけでは絶対希望するジャケットは出来ません。不可能です。

いくら正確なお客様のヌード寸が分かっても
デザインが変わればもちろんのこと
お客様の着方の好みをだって考慮しなければ意味がありません

時にはご自身のバイクや自動車に乗ってみたり
しばらくトアルをお貸しして普段着て頂くこともあります。

ルーズに着たい方もいればタイトに着たい方もいます。
インナーによっても違ってきます。
一人一人のジャストサイズという考え方は異なるからです。


DOGHOUSEのフルオーダーは一人一人のお客様の
目的を共有するために
コンセプトを反映したトアルを製作することによって
型紙を作ることが第一歩なのです。

まぁ~ 当然の作業なんですが


【 DOGHOUSE 】
住所        渋谷区 東 1-25-4
TEL&FAX   03-5468-9354
メール       doghouse@qf7.so-net.ne.jp
WEBショップ   http://www.dog-house.jp  お休み中です

最近インスタグラムも始めましたので興味のある方は見に来てくださいね!
https://www.instagram.com/doghouse.kuroda/






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